病気について

季節によって犬や猫などのペットがかかってしまう病気が変わっていきます。
病気を未然に防ぐために、当院では予防接種を行っています。

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 ■ 肥満は病気です



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皆さんはペットのご飯の量をどのように決めていますか?
 ほとんどの飼い主さんは、お腹がいっぱいになったら動物はそこで食べるのを止めると考えています。しかし、それは間違いです。動物は、「もう食べられません」という限界まで食べます。にもかかわらず、毎日充分な食事にありつけてしまうとなると、いつも満腹状態の「過食」の害が発生します。「生きるか死ぬか」の自然界を生き抜いてきた動物には「食べられるときにはできるだけ食べておこう」という本能が働いています。「過食」は「肥満」を引き起こしてしまうのです。
 動物の体重が、その適性値を15%以上超えると肥満とみなされ、この時点から健康上の問題が増加し始めます。肥満の原因は人間の場合、ホルモンレセプターの異常などの遺伝的要素も報告されていますが、動物の場合には単純で摂取カロリーが消費カロリーを超過してしまった「食べ過ぎ」が大部分を占めています。「うちの子は肥満では?」と感じている方は、まず動物の胸に手を添えてみてください。皮下脂肪に触れずに肋骨を触知できれば、合格です。肋骨が容易に触知できなければ、かなりの肥満です。
 最近の研究からも蓄積した脂肪は単なる「お荷物」ではなく分泌組織で、多数の分泌物質(アディポサイトカイン)を分泌し身体を病的な方向へと傾かせることがわかってきました。ワンちゃんとネコちゃんの肥満に関連する疾病には糖尿病、高血圧、腫瘍、免疫応答の機能不全、膵炎、肝リピドーシス、呼吸器ならびに循環器疾患などまさに「肥満は万病のもと」なのです。

 肥満の予防は肥満ペットを減量させることよりも容易です。よってペットを肥満にさせる因子(年齢・品種・食餌内容など)を認識し、可能な限り予防措置を図ることが大切です。

 もし肥満になってしまったら直ちに治療、つまり減量が必要です。肥満の対処としての、体重減量プログラムを成功させるには、飼主自身及びその周辺の人々の十分な納得と、固い決意が必須となります。体重減量プログラムは、獣医師と相談し減量目標及び、その目標達成までの期間、方法を設定します。人間と同様、いかに健康的に痩せるかが重要なのです。

 私の家にも10キロの猫がいました。ちょっとした犬なみです。病院に勤めていながら体重の管理ができなくては恥ずかしいと思い、去年から減量を始めました。初めのうちは全く見た目に変化がなく、不安を感じることもありましたが徐々に体重は減少して現在では7キロまで痩せました。(まだ肥満ですが・・・)来年には目標の5キロを達成できるように日々努力しています。肥満が気になっている飼い主さん!うちの子と一緒に減量を始めてみませんか?

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